ミラー積分形SC無安定マルチバイブレータによる分周器

佐々木 博文  矢原 充敏  川原 恵治  朱 紅兵  上野 文男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J77-C2   No.2   pp.83-89
発行日: 1994/02/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1907
論文種別: 論文
専門分野: 電子回路
キーワード: 
スイッチトキャパシタ,  ミラー積分,  無安定マルチバイブレータ,  分周器,  パルス数,  

本文: PDF(399.5KB)>>
論文を購入




あらまし: 
従来の形式の無安定マルチバイブレータによる分周器では,安定な分周動作が得られる分周比の上限はたかだか1/20程度である.ここでは,分周比を大にしても安定な分周動作が得られるミラー積分形スイッチトキャパシタ(SC)無安定マルチバイブレータによる分周器を提案し解析している.この分周器は,ミラー積分回路の出力電圧波形が階段状に直線下降する途中の1点で状態反転が生ずる回路構成であるので,電源電圧や外来雑音等に影響されることがなく,分周比はコンデンサの値を変えるだけで従来の形式より非常に大きく可変とすることができ,その数式は回路定数のみで簡単に表され,計算値と測定値がよく一致する.また,従来のようにトリガ発生回路を必要としないので,これらを簡単に縦続接続することができ,その分周比はそれぞれのもつ分周比の積で求められる.更に,この分周器を変形した回路を2組用い,一方を帰還回路とすると入力パルス数と出力パルス数の比を任意に可変とすることができるパルス数変換器として応用できることについて示す.