コヒーレントハイブリッドDS-FFH CDMA方式―移動無線における基本伝送特性―

冨里 繁  府川 和彦  鈴木 博  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J77-B2    No.1    pp.1-10
発行日: 1994/01/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信
キーワード: 
移動無線,  CDMA,  高速周波数ホッピング,  直接拡散,  コヒーレント合成,  

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あらまし: 
コヒーレントな高速周波数ホッピング(Fast Frequency Hopping: FFH)と直接拡散(Direct Sequence: DS)とを組み合わせたコヒーレントハイブリッドDS-FFH CDMA方式を提案し,移動無線における基本特性を明らかにしている.本方式の特徴は,()直交コードを用いた低チップ数のDSによるCDMと,()コヒーレントFFHにより拡散された複数のチップを1シンボルごとに最大比合成することにより得られる周波数ダイバーシチ効果である.方式構成と動作について説明し,4波の遅延波成分がそれぞれレイリー変動している干渉波のある伝送路で,計算機シミュレーションにより以下の伝送特性を明らかにしている.準静的条件では,()干渉波がない場合,4チップでは,4ブランチの周波数ダイバーシチ効果が確認でき,平均BER10-2となる所要平均Eb/N0は8dBである.()空間ダイバーシチを併用した場合には干渉波がある場合でも,平均BER10-2となる所要平均Eb/N0は8dBである.()動的なフェージング条件では,平均Eb/N0=15dBで平均BER10-2を満たす最大ドップラー周波数は,干渉がない場合は80Hz以下,干渉がある場合には20Hz以下である.