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局所濃淡値と輪郭線を用いた明るさ解析型形状推定法
伊東 敏夫
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J76-D2
No.8
pp.1647-1653 発行日: 1993/08/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1923 論文種別: 特集論文 (コンピュータビジョンとコンピュータグラフィックス論文特集) 専門分野: 曲面再構成 キーワード: 画像理解, Shape from Shading, 輪郭線, 照度差ステレオ法, 拡散反射面, 偏光,
本文: PDF(413.9KB)>>
あらまし:
濃淡画像情報から対象物体形状を再構成する明るさ解析型形状推定問題は,滑らかな曲面で構成された物体を対象として,物体面の反射特性と光源位置を既知情報としてきた.人間の視覚機能の代行というコンピュータビジョンの目的からは,より少ない情報から対象物体形状を推定する手法の開発が必要である.また処理時間の問題から大域法よりも局所法が望ましい.対象物体の反射特性は光源光に偏光を使用する等して,容易に拡散反射特性として取り扱うことが可能である.そこで,ここでは対象物体の輪郭線から光源位置情報を推定する手法と,局所的に対象面素の傾きを抽出する手法を提案する.本論文では,対象物体の輪郭線は観測方向と直行することを利用して光源位置方向を推定した.そして,対象物体面を局所的に球面の一部と仮定し面素の傾きと濃淡微分値の拘束条件を導出し,物体面の傾きを抽出した.以上の手法の有効性を実験により検証した.実験結果から本手法は,複数既知光源を使用する照度差ステレオと同等の性能をもつことを示した.
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