弛緩整合法による三面図からの多面体復元手法

堀内 隆彦  寅市 和男  山本 和彦  山田 博三  大瀧 保広  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J76-D2   No.1   pp.9-19
発行日: 1993/01/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン処理
キーワード: 
三面図,  多面体復元,  弛緩整合法,  図面認識,  

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あらまし: 
図面データの正確さを前提とした三面図から多面体を復元する手法は,論理的な規則を用いることによって確立された.手書き三面図を入力とした多面体復元システムの構築を目的とするとき,データに生じる誤差を吸収できる柔軟な多面体復元手法が必要である.本論文は,頂点の座標値に誤差をもつワイヤフレームモデルから,多面体を復元することを目的としている.復元手法として,規則を用いた手法を適用すると,誤差の影響によって,多面体を構成する面の候補が増加するため,探索すべき組合せの数の爆発が生じてしまう.そこで,データの誤差を吸収でき,かつ計算量を指数関数的に増大させない手法が必要となる.本論文では,多面体復元手法として,確率的弛緩法を用いている.復元は,座標値の誤差の影響によって確定的に定められない面の対応を確率的に取り扱い,最も確からしい対応を選択することによって行われる.本手法を種々の例題に適用することによって,その有効性を明らかにしている.