色,位置,輝度こう配に基づく領域分割による2次元動き推定

栄藤 稔  白井 良明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J76-D2   No.11   pp.2324-2332
発行日: 1993/11/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン処理
キーワード: 
動き推定,  領域分割,  ,  こう配法,  クラスタリング,  競合学習,  

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あらまし: 
画像中に異なる動きが存在する場合,動き推定は領域分割に依存する.このために,異なる動領域を分割することが必要となるが,逆に領域分割は動き推定に依存するという相互依存の問題がある.これに対して本論文では,色,画素の位置,時空間輝度こう配の特徴を用いたクラスタリングにより領域の分割と2次元動き推定を行う手法を提案する.クラスタリングは,ランダムに選んだ画素の分類と同時にパラメータ推定を逐次行う競合学習により実現される.結果として,画像は位置,色,動きの類似した領域断片に分解され,画像は各断片内の色,位置,輝度の時空間こう配の分布パラメータの集合で記述される.領域断片内で動きが一様であるとする仮定とこう配法で用いられる拘束により,動きは時空間輝度こう配の分布パラメータより定まる.提案手法は,色と動きの統合により,従来では輝度こう配の値が十分でなく大きな推定誤りとなっていた領域や,物体境界付近での動き推定に有効である.雑音を重畳した合成画像と実画像でこの有効性を確認する.