サーマルレオグラフィの提案およびその記録特性

山口 博幸  斎藤 隆  松木 眞  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J76-C2   No.11   pp.737-749
発行日: 1993/11/25
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Print ISSN: 0915-1907
論文種別: 論文
専門分野: 記録・記憶技術
キーワード: 
ファクシミリ,  記録方法,  熱記録,  サーマルヘッド,  熱伝導解析,  

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あらまし: 
インクフイルムが不要で簡易な構成からなる熱記録方法の実現をねらいとして,容器内のインクを選択的に直接加熱しこれを記録紙上に転写させて所望の記録画像を得る,新しい熱記録方法サーマルレオグラフィについて報告する.本記録方法の構成は,インクとしてペースト状のインクを用い,加熱デバイスとして,発熱体中にインク通過孔を有する,多孔サーマルヘッドを用いている.良好な記録品質を得るために,ペースト状インクの組成比と記録特性の関係,多孔サーマルヘッドの構成を検討し,インク・加熱デバイス系の熱伝導解析シミュレーションを行っている.上述の検討結果を反映した構成を実現し,(1)線密度4 1ines/mm,記録周期20ms/1ineで分解能劣化がなく,実用上充分な記録濃度が得られること,(2)記録濃度1.0を得るエネルギーは30mJ/mm2以下であり,G3用感熱紙と同等の記録感度が得られること,等を明らかにし,本記録方法の有効性を示した.