部分エコー付き空線制御移動通信ランダムアクセス方式

梅田 成視  尾上 誠蔵  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J76-B2    No.3    pp.157-165
発行日: 1993/03/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信
キーワード: 
ランダムアクセス,  キャプチャ効果,  空線制御,  スループット,  伝送不完了率,  

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あらまし: 
ディジタル移動通信における高効率なランダムアクセス方式として,部分エコー付き空線制御方式(ICMA-PE,Idle-Signal Casting Multiple Access with Partial Echo)を提案する.本方式は,上り信号の一部を下りの衝突制御ビットに部分エコー(PE)として折り返し,移動局でフレーム単位での送達確認を可能とすることにより,ランダムアクセスの効率を改善する.本論文では,まず,本方式の構成と基地局,移動局の動作を述べ,信号伝送制御方法について述べる.次にモデル化を行い,理論解析とシミュレーションによって,伝送不完了特性,スループット特性を評価する.その結果,従来の方法と比較し,最大スループットで20%程度の改善があることを明らかにする.更に,再送を行った場合に特性が大きく改善されることを示すと共に,複数メッセージ長信号の混在伝送特性を明らかにする.最後に,部分エコーが他の移動局からのものと一致した場合の影響について評価し,特性を劣化させないためには,部分エコーに7ビット程度必要であることを示す.