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電源線により通信線に生ずる誘導電圧特性の推定法
井手口 健 服部 光男 大槻 文男
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J76-B2
No.10
pp.827-833 発行日: 1993/10/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1877 論文種別: 論文 専門分野: 電磁環境 キーワード: 誘導電圧, ノーマルモード電圧, コモンモード電圧, 結合アドミタンス, 結合インピーダンス,
本文: PDF(450.8KB)>>
あらまし:
オフィスや家庭内で,ディジタル伝送信号が通るメタル通信線がAC電源線と併設される場合,AC電源線に現れるノイズが通信線に誘導し伝送品質劣化を引き起こす可能性がある.通信線部分で直接心線間に発生する誘導電圧を計算しようとすると,各線間の結合アドミタンス値や結合インピーダンス値としてケーブル構造に応じた正確な値を入れる必要があり,極めて複雑になる.本論文は,電源線と通信線を近接して併設する場合,通信線の心線間に直接誘導する電圧を簡便に推定する方法を提案した.起誘導回路の遠端側を開放終端した場合と短絡終端した場合の被誘導回路への結合量実測値を用いて,起誘導回路と被誘導回路の任意の終端インピーダンスに対する誘導電圧特性を簡便に推定する.この推定方法は,実験によりその妥当性が確認できた.
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