FM伝送路のエコーによるMUSE信号のひずみ

伊藤 修朗  横川 泉二  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J76-B1   No.7   pp.507-515
発行日: 1993/07/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 通信理論,信号理論
キーワード: 
MUSE,  ひずみ,  等化,  FM(周波数変調),  エコー,  

本文: PDF(836.5KB)>>
論文を購入




あらまし: 
MUSE方式を用いたハイビジョン伝送において伝送系のひずみを復調後のベースバンドMUSE信号で等化する際,AM伝送路のひずみは等化で良好な特性が得られるが,FM伝送路では必ずしも再生画像が改善されないことが知られている.そこで,ここでは伝送ひずみとしてFM伝送系でのエコーを考え,この信号波をベースバンド復調したときのVIT信号および再生ハイビジョン画像に及ぼす影響について検討し,等化器が有効に動作しない原因を解析している.その結果,周波数変調では復調されるVIT信号に不適当なひずみを生じるために,有効に動作しない場合のあることを理論的に明らかにし,実験によって確かめている.更に,周波数変調でのひずみの発生の原因にはVIT信号の不適当なひずみばかりではなく,信号波の中に含まれるステップ状に変化する信号部分で発生するひずみについても解析している.