グループバーチャルパスを用いた広帯域ネットワークの提案

高橋 達郎  重谷 昌昭  中島 誠一  茶木 慎一郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J76-B1   No.11   pp.819-827
発行日: 1993/11/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 特集論文 (高速ネットワークアーキテクチャ論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
ATM,  ネットワーキング,  グループバーチャルパス,  統計的多重化効果,  

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あらまし: 
ATM網における帯域管理方式として,複数のVPをまとめたグループバーチャルパス(GVP)ごとに帯域管理を行うGVP管理方式を提案する.この方式では,GVPに固定的な帯域を割り当て,送信側および受信側交換ノードで2回のコネクション受付判定処理を行うことにより,複雑な網制御処理を行うことなく,複数方路間で伝送帯域が共用できる.GVP方式による統計的多重化効果を,呼源のトラヒック特性,グループ化するVP数をパラメータとして,セルレベル,呼レベルでの評価を行い,十分な効果が得られることを示している.特に,可変速度通信を扱う規模の小さいB-ISDN網でGVPによる帯域共用効果が大きい.GVP管理方式を用いたネットワークでは,交換ノードとクロスコネクトノードの両方でセル廃棄が起こり得るため,ふくそうが発生した際の回復制御が複雑化する.クロスコネクトノードでのセル廃棄率と交換ノードでのセル廃棄率の比較を行い,ふくそう制御を複雑化させないための,ふくそう検出方法を述べる.