単相回路を高速な多相方式ディジタル回路に変換する最適化アルゴリズム

林 世紀  田中 譲  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J76-A   No.3   pp.396-409
発行日: 1993/03/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: VLSI設計技術
キーワード: 
回路合成,  最適化アルゴリズム,  多相クロック,  グラフアルゴリズム,  最短経路問題,  

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あらまし: 
実時間処理や大規模高速計算などを目的とする専用処理装置の研究開発が盛んである.これらの高速ディジタル回路では,多相方式がよく用いられる.本論文では,多相方式を用いたディジタル回路の設計手法を提案する.設計者が与えた単相回路を多相回路に変換し,同時に動作速度の向上を図る.高速化を行う際の主要な問題点として,ラッチ配置と各ラッチの制御タイミングとをいかにして決定するかが挙げられる.我々はこれらを求めるアルゴリズムを開発した.本手法は次のような特徴をもつ.チェイニングとマルチサイクルを考慮している.ループを含む回路にも適用可能である.マクロブロックを用いたレイアウト設計との整合性が良い.これらの特徴から,本設計手法を用いることにより高速な回路を短時間で設計可能となる.