プリミティブの直和および差演算のCSGを出力する三面図解釈の一手法

北嶋 克寛  田坂 守康  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J75-D2   No.9   pp.1526-1538
発行日: 1992/09/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン処理
キーワード: 
機械図面認識,  三面図,  ソリッドモデル,  CSG,  プリミティブ,  

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あらまし: 
三面図を入力情報とし,稜線ループに着目して部品形状をプリミティブ(基本立体)に分割し,最終的にCSG型ソリッドモデルを生成するまでの一連の手法について述べてある.これまでの三面図解釈の研究は,はじめに面図間で頂点および稜線の対応をとりワイヤフレームモデルを生成してから,面を抽出し向きを決めていくという手順をとるものが主流を占めていた.このため最終的に出力されるソリッドモデルはB-reps表現に限定されていた.しかし,CADの入力手段としての応用を考えると,寸法の修正が容易でかつ突起や穴などの幾何学的な特徴を陽に保持するCSG表現が必要になることが多い.CSGからB-repsへの変換は容易であるが,その逆は困難である.このような認識のもとに,本論文では,6種類のプリミティブの直和および差演算で表現される形状をもつ部品の三面図を対象とし,それらの正しいCSG treeを生成することを保証する一連の手法について論じている.その概要は,各面図に現れる稜線ループに着目し,意味のあるプリミティブ分割を一定の規則のもとにすべて解として抽出し,それらの包含関係を調べて体積素の正負を判定し,CSG treeを生成するものである.実験の結果,本アルゴリズムが正しく動作することが確かめられた.