半音節を単位とするHMMを用いた不特定話者音声認識

渡辺 隆夫  磯谷 亮輔  田 聡  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J75-D2   No.8   pp.1281-1289
発行日: 1992/08/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 音声処理
キーワード: 
不特定話者認識,  連続音声認識,  大語い認識,  半音節,  HMM,  

本文: PDF(610.2KB)>>
論文を購入




あらまし: 
認識対象単語に独立に学習可能な半音節を認識単位とするHMMを用いた不特定話者音声認識方式とその評価結果について述べる.多数話者データを用いて効率良く学習を行うため,比較的少ない種類で音素間の調音結合を扱える単位として半音節認識単位を採用した.話者による変動を表現するモデルとして,少数の混合数の混合ガウス分布型のHMMを用いている.学習の効率化のため,特定話者型HMMを合成して得た初期モデルからHMM学習を行っている.また,連続音声認識において,単語間の調音結合に対処するため,単語間半音節モデルが挿入される.バンドサーチの利用により,単語間モデルの導入による処理の増加を避けている.85名の音素バランス250単語による学習により,5000単語認識に対して認識率85.2%を得た.また,単語数500・単語パープレクシティ5.5のチケット予約タスク文に対して文認識率83.0%を得,方式の有効性を確認した.