複数のリングを含む分散コンピュータネットワークの構成

金田 一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J75-D1   No.6   pp.349-357
発行日: 1992/06/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
LAN,  トークンリング,  分散処理,  時間計算量,  ネットワーク構成,  

本文: PDF(510.8KB)>>
論文を購入




あらまし: 
コンピュータや各種機器(以後まとめてプロセッサと呼ぶ)を結ぶLANの結合方式としてトークンリング式が利用されている.この結合方式では,一つのリング上のどの二つのプロセッサ同士も直接通信が時分割で可能である.この特徴を考慮して,複数のリングがリンクで結合されているネットワーク上で実行する分散アルゴリズムの基本問題として,プロセッサ間のデータ並列送信問題について論じる.データ並列送信問題とは,あらかじめ決められたプロセッサが送り先が指定されているデータを保持しているとき,これらのデータを指定の送り先のプロセッサへ並列に送信する問題である.プロセッサ数とリング数が与えられたとき,リンク数最小という条件下で,全プロセッサ間のデータ交換に要する最小の時間計算量とそれを実現するネットワーク構造上の条件を明らかにする.