光ディスクライブラリー装置の導入による自動ファイルリカバリの実現方式と効果について

瀬尾 紳一郎  十倉 建二  坂田 豊  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J75-D1   No.2   pp.116-124
発行日: 1992/02/25
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: フォールトトレランス
キーワード: 
OLTP,  自動運転,  リカバリシステム,  光ディスク,  

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あらまし: 
オンラインシステムにおける運転の自動化を実現するためには,データベース等のオンラインファイル資源に障害が発生した場合のリカバリ(ファイルリカバリ)処理においてオペレータ操作を前提としない制御の実現が重要である.従来,ファイルリカバリは,事前にMT(磁気テープ)にセーブされたファイル情報をベースにして行われてきたため,MT操作の点でオペレータの存在が必須であった.一方,最近,ISO規格準拠の光ディスクに対して保管庫と自動移送の機能をもつ書換え形光ディスクライブラリー装置(OLU)が開発された.OLUは,記憶容量,価格の点で,汎用小型計算機によるオンラインシステムへの適用に優れている.本論文では,OLUを用いて実現した自動ファイルリカバリ制御の実現方式について述べる.また,MTを用いた従来のリカバリ方式とOLUを用いた自動リカバリ方式とを比較評価し,以下の点でOLU方式の方が優れていることを示す.低価格なMT装置を用いたとしてもシステムを1~2年以上運転する場合は,OLU方式の方が運転経費が削減される.リカバリ処理系の信頼性が約2けた向上する.24時間連続運転システムにおけるファイルサービスのアベイラビリティが向上する.