マイクロ波漏れ防止用新構造フィルタにおける導体損の影響

岩渕 康司  窪田 哲男  菅谷 幸年  柏 達也  深井 一郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J75-C1   No.4   pp.179-187
発行日: 1992/04/25
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Print ISSN: 0915-1893
論文種別: 論文
専門分野: 電磁界理論
キーワード: 
導波管フィルタ,  周期構造,  導体損,  減衰量,  マイクロ波加熱装置,  

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あらまし: 
マイクロ波加熱装置からのマイクロ波漏れを防止する導波管系の広帯域消去フィルタとして,導波管の内部に円柱状あるいは角柱状の金属ポストを多数周期的に配列した多段ポスト方式の周期構造から成るワッフルアイアン形フィルタが知られている.このフィルタに関する理論解析は,導体損を無視した場合に限定されていた.そのため,フィルタの共振周波数における減衰量は計算上無限大となり,実際とは著しく異なるものであった.この問題を解決するため,本論文では,上記フィルタに加え,新たに開発した量産性に優れた多段スリット方式および多段方形波板方式の導波管フィルタについて,等価回路より導体損を考慮した理論式を導き,理論値と実験値を比較した.その結果,理論値によりフィルタの減衰量の周波数特性を共振点を含めて推定できることが確認された.