可変長パケット信号の無手順高効率伝送を可能とする多重スロット付きアロハ方式

川添 雄彦  風間 宏志  正村 達郎  加藤 修三  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J75-B2   No.7   pp.433-440
発行日: 1992/07/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 衛星通信
キーワード: 
アロハ方式,  スロット付きアロハ方式,  パケット通信,  衛星通信,  ランダムアクセス,  

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あらまし: 
本論文は,可変長パケット信号伝送時のスループットの向上を可能とする新しいランダムアクセス方式として,多重スロット付きアロハ(MS-ALOHA)方式を提案する.本方式は,パケットの信号長に応じて,送信タイミングを制御することにより,可変長パケット信号伝送時のスループットの向上を図る.更に,可変長パケット信号伝送時の本方式のスループット特性を無限局数モデルおよび有限局数モデルについて定式化し,計算機シミュレーションにより,提案方式が従来の単一の送信タイミングを用いるスロット付きアロハ方式と比較し,信号長の分布によらずスループットが大きく,信号長の分布が変化した場合においても特性が安定していることを示す.信号長が一様に分布する場合,最大スループット値は,従来方式の約20%向上する.更に,本方式に再送パケットの送信スロットを送信局ごとに割り当てる再送スロット制御法を適用した場合のスループット特性を計算機シミュレーションにより解析した結果,Selective Reject再送手順を適用したALOHA方式よりも高いスループットを得ることが可能であることを明らかにした.