ディジタル陸上移動通信における時間拡散変復調方式

笹岡 秀一  加藤 英二  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J75-B2    No.1    pp.17-26
発行日: 1992/01/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信
キーワード: 
陸上移動通信,  直交振幅変調,  符号化変調,  誤り率特性,  

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あらまし: 
本論文では,時間拡散変復調方式を陸上移動通信に適用するための改良を提案した.提案方式では,周波数利用効率の向上を図るため,フェージング変動補償を適用した直交変調方式を,また,時間拡散効果を高めるためインタリーブ方式を,更に,誤り率特性の改善を図るため最ゆう推定の手法を採用した.また,提案方式の有効性を明らかにするために,計算機シミュレーションによりビット誤り率特性の検討を行った.その結果,4シンボル時間拡散の場合に,ビット誤り率(BER)が10-2および10-3で,Eb/N0がそれぞれ約12 dBおよび約18 dBと良好な特性が得られた.この特性は,絶対位相同期検波QPSK方式の理論式と比較しても,BER=10-2Eb/N0が2.5 dB良好な特性であった.また,時間拡散シンボル数を6,8と増加させると特性が向上することがわかった.更に,多値QAM変調方式にリードソロモン符号化を適用した場合の特性と比較を行うと共に,特性の相違について理論的検討を行った.