カルマンフィルタを用いたアダプティブアンテナの検討

汪 晋寛  高野 忠  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J75-B2   No.11   pp.835-842
発行日: 1992/11/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 特集論文 (空間領域における適応信号処理とその応用技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
カルマンフィルタ,  アダプティブアンテナ,  重み係数,  指向性,  収束特性,  

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あらまし: 
本論文では,アダプティブアレーアンテナへのカルマンフィルタの応用を提案する.この方法は,制御利得が自動的に到来信号の変化に適応でき,収束速度が速いという利点がある.重み係数の制御にカルマンフィルタを応用した場合の最適重み係数への収束条件を解析した.収束速度が到来信号の相関行列の固有値に依存しないことを示した.4素子アレーアンテナに対するシミュレーションにより,指向制御誤差が小さく,速やかに収束することを確認した.未知である重み係数ベクトルの初期値W(0)および推定誤差分散行列の初期値P(0)の収束特性への影響を検討し,シミュレーションによりその許容値の範囲を示した.W(0)およびP(O)を適切に選択すれば,指向性制御の最大誤差を1.5度以内に制限できる.