スイッチスナバ回路を付加したコンバータの特性解析

野口 聖一  坂本 浩  原田 耕介  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J75-B1   No.8   pp.545-552
発行日: 1992/08/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 電子通信用電源
キーワード: 
スイッチスナバ回路,  寄生インダクタンス,  

本文: PDF(405.2KB)>>
論文を購入




あらまし: 
スイッチング電源の小形軽量化を解決するかぎは,その高周波化にあると言われている.スイッチング電源の高周波化において,スイッチング時の損失とサージがしばしば問題となっている.スイッチング素子およびコンデンサの直列接続から構成されるスイッチスナバ回路は,本質的に無損失でサージ抑制効果が極めて優れていることが報告されている.本論文では,スイッチスナバ回路を付加したコンバータにおいて,低周波の特性を記述する一般状態方程式を状態平均化法より求めている.その際,トランスの漏れインダクタンスや,配線による浮遊インダクタンス等の寄生インダクタンスを考慮しながら降圧形,昇圧形,昇降圧形を統一した形で解析を行っている.更に,平滑用コンデンサの寄生要素を考慮した一般状態方程式を,簡単な等価回路の変換により求めている.フライバックコンバータを用いて解析の妥当性を確認している.回路内の寄生インダクタンスが出力インピーダンスを増加させることを定量的に確認している.