エコーの存在する光DPSK通信系の符号誤り率とパワーペナルティ

山口 義昭  武田 鎮一  平野 信夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J75-B1   No.1   pp.67-74
発行日: 1992/01/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 光通信方式
キーワード: 
光波通信,  DPSK方式,  エコー,  符号誤り率,  

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あらまし: 
通信伝送路中にエコーが発生することによって符号誤り率の劣化することが知られている.本論文は光DPSK通信系に存在するエコーが,符号誤り率に及ぼす影響を理論的に解析したものである.一般にレーザ光の位相揺らぎによって,受信光パワーを増しても減ずることのできない符号誤り率のフロアが存在するが,フロア値はエコーの主波に対する振幅比や遅延時間が大きいほど増大し,またビットレートが高いほど,レーザ光のスペクトル線幅が小さいほどエコーの影響が顕著に現れることが明らかになった.最後に受信光パワーに対する符号誤り率を算出し,パワーペナルティを求めると共に,エコーの影響が無視できなくなるビットレートとスペクトル線幅の関係を明らかにした.主波との相関の残るわずかな遅延時間のエコーを含む解析が本論文の特長である.