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状態空間ディジタルフィルタのブロック状態実現における係数感度最小化
恒川 佳隆 志田 純一 川又 政征 樋口 龍雄
誌名
電子情報通信学会論文誌 A
Vol.J75-A
No.3
pp.506-515 発行日: 1992/03/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0913-5707 論文種別: 論文 専門分野: ディジタル信号処理 キーワード: 状態空間ディジタルフィルタ, ブロック状態実現, 係数感度最小, スケーリング,
本文: PDF(588.3KB)>>
あらまし:
本論文では,状態空間ディジタルフィルタにブロック状態実現を適用した場合の係数感度最小実現の合成法について論じている.まず,筆者らがこれまでに報告してきたブロック状態実現の係数感度の評価法を示し,次にその評価法に基づいてスケーリングの制約条件がない場合とある場合の係数感度最小実現の合成法を示す.その結果,係数感度最小実現が通常の状態空間実現同様ブロック状態実現においても平衡形実現として導出されることを示す.最後に,これらの合成法に対して計算例を示し,その良好な結果から本合成法の妥当性を確認する.また,本合成法で示されるブロック状態実現の係数感度最小構造が,通常の状態空間実現における係数感度最小構造から導出されるブロック状態実現のフィルタ構造と等価になることを明らかにする.
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