時間領域TCT法を用いたライスフェージング通信路におけるM相PSK誤り率特性の改善

李 還幇  岩波 保則  池田 哲夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J75-A   No.1   pp.108-117
発行日: 1992/01/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 通信理論,信号理論基礎
キーワード: 
時間領域TCT,  M相PSK,  パイロット信号,  ライフフェージング,  シンボル誤り率,  

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あらまし: 
ディジタル移動体衛星通信回路がライスフェージングモデルで近似されることはよく知られているが,このような回線に存在する軽減不可能なエラーフロアの問題を改善するために近年TCT法が提案された.TCT法では送信側が伝送するデータ信号と同じ周波数帯域内でパイロット信号を送るため,データ信号のスペクトルにゼロスペクトルを作ることが必要である.そのときの処理によって信号に劣化が起こることが問題となる.また受信側においてもパイロットを完全に抽出することは難しい.本論文はこのような周波数領域でパイロットを送るTCT法の考え方を少し変え,パイロット信号を時間領域で送る方法(時間領域TCT法)を新たに提案する.理論解析および数値計算を行い,提案する方法のエラーフロア改善結果を明らかにする.