標準形エネルギー関数の最小化による神経回路プログラミングの解析

泉田 正則  村上 研二  相原 恒博  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J74-D2   No.6   pp.804-811
発行日: 1991/06/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: バイオサイバネチックス
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あらまし: 
本論文ではHopfield形の神経回路網のエネルギー関数を解析する手法について述べる.与えられた最適化問題を解くエネルギー関数,つまりプログラムを解析するために,エネルギー関数の標準形を提案する.一般に多次元のエネルギー関数は複雑であり,実際に作成したエネルギー関数を検討することは困難であるが,標準形によりその形を議論することが可能となる.エネルギー関数は直交変換によってその形を変えないから,標準形は形が同じエネルギー関数を代表するものとして与えられる.また,標準形定理より一般のエネルギー関数は結合係数行列の各固有方向に分解することが可能であり,個々のエネルギー関数を解析すれば実際に作成したエネルギー関数の性質を検討することができる.この手法を用いてHopfieldの与えた巡回セールスマン問題のエネルギー関数を解析し,最適化問題がエネルギー関数によりどのように実現されているかを検討した.また,エネルギー関数を線形結合した場合の相互作用について検討し,その影響について考察した.