だ円膨張法を用いた動物シルエット画像の記述と認識

原 潤一  加藤 博一  井口 征士  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J74-D2   No.3   pp.366-375
発行日: 1991/03/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン処理
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あらまし: 
多くのコンピュータビジョンでは,認識の対象を「剛体」と仮定していた.しかし,人間が容易に認識する物体のすべてが,この仮定を満たしていない.例えば,馬などの動物である.このような物体を人間が認識する場合,物体を意味のある部位に分け,その部位の特徴を用いて認識していると言われている.この一連の処理は計算機による物体認識においても重要である.本論文では,動物のシルエットに対し,その部位の位置関係より形状認識を試みたものである.形状認識処理において,最初に,シルエット画像の領域を分割し,その接続関係と各属性を記述する.ここではシルエット画像の領域分割に,だ円膨張法と呼ぶ,だ円フィッティングに基づく新しい領域分割法を提案する.この手法は,だ円を膨張させだ円が輪郭を越えた部分より反力を受けるモデルを用い領域を逐次フィッティングする.この手法は対象の微細形状に影響を受けなく,移動,スケーリング,回転に対し強い.次に,動物基本モデルの各部位とシルエット画像の記述との照合を行うことにより,動物シルエットの各部位の認識を試みる.また,この結果をもとに,簡単な動物認識を行う.