ネガ画像を用いた市街地地形図からの平行要素の抽出

勝野 進一  山崎 一生  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J74-D2   No.3   pp.340-347
発行日: 1991/03/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン処理
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あらまし: 
現在,計算機上で地形図を取り扱うための研究やその実用化が進められている.地形図中にはいろいろな要素が書き込まれており,それらの要素を抽出することは,地形図の認識や自動入力の前処理として重要である.ここでは対象を市街地地形図に限定し,通常の2値画像(ポジ画像)から抽出された線分と,その反転画像(ネガ画像)から抽出された線分との2種類の線分を入力データとして,それらより地形図の要素を抽出する方法について述べる.まずポジ画像の線分およびネガ画像の線分の特徴である位置,長さ,幅とを用いて,線分と線分との間の関係である接続関係,平行関係,交差関係を検出する.次に,その線分の特徴と線分間の関係とを用いて地形図の要素を抽出する.ポジ画像における平行線の中心線は,ネガ画像の線分にほぼ一致する.この方法ではポジ画像に加えてネガ画像も用いることにより,線分間の平行関係の検出や,平行に関係する要素である道路およびハッチングの抽出において,手順の簡略化を図っている.この方法を市街地地形図に適用し,有効性を確認した