有限静磁界を印加した開放形チェレンコフレーザの特性

堀之内 克彦  塩沢 俊之  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J74-C1   No.7   pp.245-254
発行日: 1991/07/25
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Print ISSN: 0915-1893
論文種別: 論文
専門分野: 電磁界理論
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あらまし: 
導体平板に誘電体薄膜を装荷した導波路と,ビーム集束のために有限の大きさの静磁界を印加した平板状の相対論的電子ビームから構成される2次元の開放形チェレンコフレーザの特性について理論的に考察し,次のような結果を得ている.まず,増大率は静磁界の強度が大きくなるにつれて次第に減少し,特に電子のサイクロトロン周波数が電子のプラズマ周波数に等しくなるような静磁界の値の近傍において大きく減少する.また,増大率の減少は,静磁界が印加されていない場合の空間電荷波の最低次のモードが,静磁界の強度が大きくなるにつれて電子サイクロトロン波のモードに移行し,静磁界の強度が無限大になる極限においてこのモードが最終的に消滅することによってもたらされる.最後に,静磁界を印加した相対論的電子ビームに沿って伝搬する波動のモードは一般にハイブリッドとなるが,大部分のエネルギーはTM波成分によって運ばれ,TE波成分の寄与は小さい.