双安定半導体レーザの高速光フリップフロップ動作

小田川 哲史  町田 豊稔  田中 一弘  真田 達行  若尾 清秀  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J74-C1    No.11    pp.465-470
発行日: 1991/11/25
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Print ISSN: 0915-1893
論文種別: 特集論文 (超高速光エレクトロニクスの最前線論文小特集)
専門分野: 超高速光非線形現象
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あらまし: 
光双安定素子は光信号の"AND","OR"等の演算やフリップフロップ動作が可能なため,光信号処理デバイスとして重要である.中でも,光増幅作用をもち,消光比の大きな双安定半導体レーザは有用だと考えられる.我々は,この素子の動作速度が電気リセット動作に伴う大きなキャリヤ変動に律速されており,キャリヤ変動量の抑制のためにはリセット領域を微分利得の大きい低バイアス条件に設定することが有効だと考えた.そこで,まず,リセット領域,可飽和吸収領域の長さを利得領域と比べて充分短くすることにより,極低バイアス条件でも良好なヒステリシスを得た.次に,この素子を用いてキャリヤ変動量のバイアス依存性を評価した結果,リセット領域のバイアスをヒステリシスが存在する範囲で可能な限り低く設定することがキャリヤ変動抑制に有効であることがわかった.また,このバイアス条件において,繰返し5 Gb/sの光フリップフロップ動作を実現した.