干渉抽出形補償器

渡辺 和二  松江 英明  村瀬 武弘  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J74-B2   No.9   pp.469-478
発行日: 1991/09/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信
キーワード: 


本文: PDF(629KB)>>
論文を購入




あらまし: 
従来の干渉補償器では,補償に必要な干渉信号のみを補助アンテナで得てその振幅および位相を調整し干渉を相殺していた.実際には,補償に必要な干渉信号のみを補助アンテナで受信できる場合は限られており,それ以外の条件では干渉を補償することができなかった.本論文で提案する干渉補償器は,希望信号と干渉信号が混在した受信信号を主アンテナと補助アンテナで得て,二つのアンテナで受信した信号から干渉信号を抽出しそれをもとに干渉を補償する.はじめに本補償器の動作原理を理論的に示し,更にその構成法を示す.次に,希望信号として16QAM信号をまた干渉信号としてFM (3600CH) 信号を用いて実験を行った.その結果,従来の干渉補償器では補償不可能であった干渉が,本補償器を用いることにより約17 dBの干渉改善量を得,本補償器の動作原理の妥当性を確認した.