誤差評価関数によるPDPモデルの高速化

丹 康雄  加藤 喜永  江島 俊朗  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J73-D2   No.12   pp.2022-2028
発行日: 1990/12/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: バイオサイバネチックス
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あらまし: 
PDPモデル(ニューラルネット)による情報処理を実用的な問題に供するためには学習速度が大きな問題となる.筆者らの提案している,複数の出力をもつ素子からなる階層型のPDPモデルFuzzy Partition Modelは,RumelhartらのBPモデルに比べ,非常に高速な学習速度をもっていることがシミュレーションにより明らかとなっていた.本論文ではこの高速性の要因を学習規則について検討し,誤差の評価関数として用いたKullback Divergenceがシグモイド関数の導関数を打ち消すという意味で高速化に貢献していることを示す.更にこれを応用し,誤差評価関数を適切に選ぶことによってBPモデルの学習の高速化を得る手法を提案する.シグモイド関数の導関数については,今までも素子の出力関数を変化させることによって対処する方法が提案されていたが,本論文では誤差評価関数側からのアプローチであることが異なる.実際にBPモデルに対し,いくつかの誤差評価関数を用いて高速化を試み,その実験結果から本手法の妥当性が明らかとなった.