視線検出を利用する広視野高精細表示方法の検討

山口 博幸  伴野 明  岸野 文郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J73-C2   No.11   pp.721-732
発行日: 1990/11/25
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Print ISSN: 0915-1907
論文種別: 特集論文 (電子ディスプレイ論文小特集)
専門分野: ヒューマンファクタ
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あらまし: 
通信会議および遠隔操作における高臨場感表示方法を検討している.このためには,表示画枠による視野制限を感じない程度に広視野で高精細な,新しい表示方法が望まれている.そこで,人の網膜上の部位による不均一な視力特性を利用して,広視野画像の通常の画素数で表示することにより表示視野角を大きくとり,同画像に対する注視点を逐次検出し,この注視点近傍に高精細画像を重ね合せることによって,80°程度の視野角全体で高精細と感じるような表示法を提案し,その構成について述べる.次に,表示画像周辺部分の空間周波数と画質,視線移動時から注視画像移動までの遅延時間と画質の関係についてシミュレーション実験を行い,本表示法の基本的な有効性を確認すると共に,装置構成のための要求条件を明らかにした.また,この条件に基づいて表示装置を作成し,実現した表示画像処理に関して評価した.