非線形共分散評価プログラムSAMSによる電波ホーミングの誤差解析

三輪 進  今度 史昭  黒田 健  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J73-B2   No.6   pp.301-308
発行日: 1990/06/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: 電子・電波応用
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あらまし: 
電波ホーミングの受信機にはグリント,フェーディング,熱雑音,クラッタ等の雑音が混入してくる.また目標もランダムテレグラフ状の舵(だ)角をとるときは同様な雑音として取り扱うことができる.このような状況下で生じる最終時刻における飛しょう体と目標との誤差距離,すなわちミスディスタンスを解析するには種々の方法があるが,筆者らは統計的線形化と随伴法とを結合させたSLAM法を更に階層化,汎用化した非線形共分散誤差解析プログラムSAMSを開発した.これを用い,各種雑音,特にクラッタの及ぼす影響を明らかにしてきたが,本論文においては飛しょう体のパラメータがミスディスタンスに及ぼす影響を,レドームエラースロープ,空間安定化回路利得を例にとって示す.まず使用するブロック図を明らかにした後,根軌跡解析により系の安定性を論じる.ついでSAMSを用い,これらのパラメータを変えて生じるミスディスタンスを,パラメータの影響がない場合と対比しながら示す.本論文の例によればレドームエラースロープの絶対値が0.03deg/degより大きかったり,空間安定化利得が100を下回ったりするとミスディスタンスが増大する.