移動通信環境における平均交差偏波電力比(XPR)測定法の検討

多賀 登喜雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J73-B2   No.10   pp.536-545
発行日: 1990/10/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
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あらまし: 
移動通信環境における平均交差偏波電力比(XPR)測定法としては,クロスダイポールアンテナを用いる方法,ダイポールアンテナとターンスタイルアンテナを用いる方法,あるいはダイポールアンテナとループアンテナとを用いる方法等が知られている.しかし,これら測定法の測定誤差については検討がなされていなかった.本論文では,各種XPR測定法の測定誤差特性を理論的に解析し,測定確度の劣化要因を明らかにすると共に,より測定確度の高い測定方法を提案し,その測定誤差特性を明らかにしている.従来方法では,測定用アンテナが等方性でないことに加えて,水平偏波測定用アンテナが垂直偏波指向性を有するため,測定誤差がXPRそのものに依存して変動し,測定確度が大きく劣化することを明らかにした.この欠点を改善するため,垂直偏波成分感度を極めて低くできる円筒スロットアンテナを水平偏波測定用アンテナとして用いる方法を提案し,その測定誤差特性が従来法に比して大きく改善されることを示した.