鏡面修整オフセット複反射鏡による放送衛星搭載用成形ビームアンテナ

正源 和義  王丸 謙治  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J73-B2   No.10   pp.528-535
発行日: 1990/10/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
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あらまし: 
BS-3以後の放送衛星搭載用アンテナは,これまでより大形のアンテナを載せることにより,ビームの成形度をより向上させることが要求される.このような要求を満たすアンテナを実現するため,2枚の反射鏡と1本のホーンから構成されるアンテナの鏡面に修整を加える簡便でしかも高精度のビーム成形が実現できる鏡面修整技術を検討した.所望の放射パターンを与える主反射鏡開口面分布を求めるため,仮想マルチホーンを並べて,各ホーンの位置と電力を調整する.次に,給電点に1本のホーンをおき,仮想マルチホーンで得られた振幅分布に着目して副反射鏡を修整し,その後,位相分布に着目して主反射鏡を修整する.この2段階の鏡面修整技術を用いて主反射鏡の直径2.8mの複反射鏡アンテナを設計した結果,12GHzにおいて日本の主要4島を-2dB(相対値),沖縄を-4dB,小笠原諸島などの離島を-14dBでカバーする成形度の良い放射パターンを得た.この手法の妥当性を検証するため,約1/2のスケールモデルを製作し,22.75GHzにおいて測定を行い,解析値と測定値がよく合うことを確認した.