ベクトル磁束計の位置推定

樋口 正法  賀戸 久  茅根 一夫  葛西 直子  石橋 幸男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J73-A   No.6   pp.1167-1175
発行日: 1990/06/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 測定,計測
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あらまし: 
超伝導量子干渉素子(Superconducting QUantum Interference Device:SQUID)の開発により極微弱磁場である生体磁場の計測が可能になった.更に,システム化技術の高度化により,磁場源の空間的推定が行われるようになった.磁場源の位置推定を行う場合,測定対象の生体とセンサの位置関係を正確に知る必要がある.本論文では,人工的な磁場源であるコイルを生体に対して適当な位置に固定し,それが作る磁場をSQUIDで観測しコイルとセンサとの位置関係を求める手法を提案した.更に,それを発展させることにより生体とセンサとの位置関係を知ろうというものである.本手法の特徴は,測定が困難である液体ヘリウムに浸かっているセンサの位置を知ることができる点である.本手法は,位置と向きが既知の磁場発生用コイルを用いて,未知であるセンサ(SQUIDの検出コイル)の位置と向きを最小二乗法によって求める.また,この手法の有効性を確かめるための実験を行った.実験結果および計算機によるシミュレーションによって,この手法の有効性を確認した.