多変数多項式を用いたナップザック暗号

小林 邦勝  田村 恒一  根元 義章  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J73-A   No.3   pp.570-575
発行日: 1990/03/25
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 情報セキュリティ基礎
キーワード: 


本文: PDF(426.8KB)>>
論文を購入




あらまし: 
モジュラー変換を行わずに,超増加ベクトルの各要素を多変数多項式で表現するナップザック暗号のアルゴリズムを示し,その安全性に関して検討を行う.本暗号の安全性は,公開鍵多項式fxyz0mod.pの根(x0y0z0)を多変数多項式で表される暗号ベクトルBxyz)に代入したときに,Bx0y0z0)が超増加ベクトルとなるような根(x0y0z0)を求めることが難しいことに根拠を置いている.はじめに,鍵(かぎ)生成と暗号化,複号化の手順を示し,次に鍵多項式の根を暗号ベクトルに代入する写像Bxyz)|x=x0,y=y0,z=z0mod.pが単射となるようにベクトルの係数を定めることができ,ベクトルBx0y0z0)が超増加ベクトルとなるような根(x0y0z0)の存在確率を1/p2に近づけることができることを示す.