単眼視画像による顔の向き検出法の指示入力への応用

大村 和典  伴野 明  小林 幸雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J72-D2   No.9   pp.1441-1447
発行日: 1989/09/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン処理
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あらまし: 
顔の向きは人間の意図を反映していると考えられる.従って,顔の向きを検出し,人間・機械間のインタフェースに応用できれば,より円滑な対話が実現できるものと考えられる.本論文では顔の向きをヒューマンインタフェースに応用するという目的で,顔上の3個の特徴点の間の距離を既知情報として与えることにより,3点を単眼でとらえたときの2次元画像平面への投影像から顔の位置と向きを検出する手法を提案した.精度評価実験の結果,検出誤差は最大2度であり,メニュー選択などには利用可能であることが明らかになった.顔の向きをヒューマンインタフェースに応用した場合の有効性を評価するために,リアルタイムでの検出システムを構築した.ここでは,特徴点として顔上にマークを張り,画像上のマークの周りに一定の大きさのウィンドウを設け,ウィンドウ内のみを走査するという手法により画像処理の高速化を図った.顔の向きによる指示操作実験の結果,顔の向きによる指示時間が,Fittsの法則により予測可能であることが明らかになった.また,指示速度は目標が比較的大きい場合,マウスより速く,指示操作手法として有効であることが示された.