3次元ディジタル物体に対する投影画像からの再構成

田山 典男  孫 衛東  太田原 功  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J72-D2   No.7   pp.1095-1102
発行日: 1989/07/25
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 医用電子・情報
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あらまし: 
本論文では,3次元ディジタル物体に対する像の再構成について,理論的な可能性を検討する.X線等の投影方向を少数に限定して像の再構成ができるならば,CTの課題であるスキャン時間の短縮やX線被爆量の削減への可能性があり有効である.本論文では,投影方向を少数に限定するという立場をとっており,対象物体が3次元ディジタル物体であるならば,X線のような透過性のあるビームを特定の単一方向だけから照射して得る2次元投影データによって,理論的には,元の3次元ディジタル物体像(3D像)が正確に再構成できるということを明らかにしている.つまり,対象の3次元ディジタル物体に対して特定の(α,β)方向から透過性のある平行ビームを照射し,得られる1枚の2次元投影画像を特定の高密度サンプリングにより濃度値を読み出す.このようにして求める2次元投影データから元の3D像を正確に再構成する逐次型の計算方法を提示する.次に,計算機シミュレーションにより,このアルゴリズムに基づく再構成の結果を示す.