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直線型3次元Hough変換による平面の抽出
西野 治彦 秋山 健二 小林 幸雄
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J72-D2
No.10
pp.1635-1642 発行日: 1989/10/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1923 論文種別: 論文 専門分野: 画像・パターン処理 キーワード:
本文: PDF(642.3KB)>>
あらまし:
3次元Hough変換で3次元空間上の点の集合から平面を抽出する手法には,多大な計算量・メモリ量を必要とするという問題がある.本論文では,光切断法を用いれば物体表面上の直線データを比較的簡単に,かつ,正確に計測できることに着目し,3次元空間上の直線データの集合から3次元Hough変換の手法で平面を抽出する手法を提案する.この手法では,3次元空間上の直線を直接3次元Hough変換することにより,3次元Hough空間(パラメータ空間)上にHough曲線を生成し,このHough曲線間の交点(ピーク点)から平面を抽出する.従来の点の集合からの平面抽出手法では,1点1点についてHough空間上に曲面を生成する必要があったが,本手法では曲線を生成すればよいことになり,この結果,大幅な計算コストの低減が実現された.また,2次元配列を順にスライドさせて等価的に3次元Hough空間を実現する方法を用いて本手法をインプリメントし,実用的な計算メモリ量で高精度な平面抽出が可能であることが判明した.
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