対話型設計支援のための制約保持手法―強度に基づく制約伝搬法―

杉本 明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J72-D1   No.5   pp.335-342
発行日: 1989/05/25
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: アルゴリズム,計算複雑性
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あらまし: 
対話型設計支援システムにおいて制約保持機能を実現するためには,制約の重要度や変数値の固定度といった設計時のユーザの関心度に従った処理を行う制約保持手法が必要である.また,制約の数が大規模な場合においても平均的な制約保持処理の速度が高速であることも要求される.本論文では対話型設計支援における制約保持問題を定式化し,強度に基づく制約伝搬法を提案している.本手法では制約の重要度や変数値の固定度を統一的に扱うため導入した強度をもとに,適用するルールの選択を行う.破られている制約のみに関する局所的判断をもとに制約処理を行うので,制約の数が大規模であっても,局所的な伝搬により解決できる場合には高速に処理することができる.しかも,適用ルールや制約の解除を局所的に決定するのにもかかわらず,強度による評価基準に対して大局的最適性を有する.また,本論文では,伝搬の収束性を高めるための方策についても述べ,伝搬例を示した.