安浦の方法による3次元散乱問題の数値解析

生野 浩正  西本 昌彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J72-C1   No.11   pp.689-696
発行日: 1989/11/25
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Print ISSN: 0915-1893
論文種別: 特集論文 (電磁波の散乱問題小特集)
専門分野: 3次元散乱
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あらまし: 
波動場の境界値問題の一般的な数値解法である安浦の方法(モード整合法)を,3次元散乱問題に適用する場合の算法について述べている.モード関数には,ベクトル球波動関数を用いている.まず,表面が滑らかな3次元物体に対する安浦の方法の算法について述べ,次に,特別な場合として,物体が回転体の場合について述べている.3次元問題では2次元問題に比べて数値計算量が一般に著しく増加するが,散乱体が回転体の場合は計算量が大幅に減少し,更に,軸方向入射の場合は,2次元問題と同程度の計算量でよいことを示している.回転だ円体の場合について具体的な数値計算を行い,安浦の方法の有効性を明らかにしている.また,数値例として凸でない物体の散乱断面積の計算を行い,球の散乱断面積と大きく異なることを明らかにしている.