海事衛星通信におけるディジタル信号伝送特性

安田 豊  大橋 正良  菅谷 史昭  冲中 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B2   No.7   pp.290-296
発行日: 1989/07/25
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Print ISSN: 0915-1877
論文種別: 特集論文 (移動体衛星通信小特集)
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あらまし: 
将来の移動体衛星通信システムにおいては,システムの効率的運用と提供サービスの多様化を図るため,ディジタル信号伝送技術の適用が有効である.しかし,海事,航空など広いサービスエリアが要求されるグローバル通信システムでは,特に低仰角運用時の海面マルチパスフェージングがディジタル信号伝送特性に与える影響が問題となる.本論文では,現在,国際海事衛星通信サービスを提供しているインマルサット(国際海事衛星機構)システムへの適用を想定して開発した実験用ディジタル海事衛星通信システムの構成と,それを用いて行った低仰角船舶通信実験におけるディジタル信号伝送特性の解析結果を示す.また,フィールド実験の結果を踏まえて,低仰角運用時の所要電力マージンの評価と,高品質な通信を確保するための方策について考察を加え,海面マルチパスフェージングの影響を受ける移動体衛星通信におけるディジタル伝送システム設計の指針を与える.