音声トラヒックを制御する音声/データ統合システムの特性

藤井 俊二  林田 行雄   慶一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B1   No.5   pp.411-419
発行日: 1989/05/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 通信網,通信サービス
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あらまし: 
複数スロットからなるフレーム構成とする音声/データ統合システムに関して,音声の平均呼量ならびにデータトラヒックの負荷が少ない場合でも,一時的に音声呼がすべてのスロットを占有した状況下では,データパケットの平均待ち行列長の増大は著しい.本論文ではこの増大現象の緩和を図るため,音声呼の占有スロット数に応じて音声呼の平均サービスレートと平均到着率ならびにデータトラヒックの平均到着率を制御する音声/データ統合システムの特性について検討を行う.まず,データトラヒックについて可変窓口数XをもつM/M/X待ち行列モデルで厳密に解析を行い,更にスロット数の多い場合の検討を行うための近似解析を示している.その結果,データパケットの負荷が軽い場合には音声呼の占有スロット数が多くなった時点でその平均サービスレートや平均到着率を制御すればよいことが示される.しかし,重負荷時にはデータトラヒックに対し必要な量の専用スロットを確保した可変領域方式で音声呼の制御を行うべきであることが明らかとなる.