帯域圧縮された画像信号のサンプル値伝送ひずみ

劉 福生  谷本 正幸  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B1   No.4   pp.360-367
発行日: 1989/04/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 情報源符号化
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あらまし: 
TAT方式のような画素値を伝送するサンプル値伝送では,サンプル値間干渉に起因する伝送ひずみが検知限または許容限以下になるように伝送系特性を等化する必要がある.本論文では,サブサンプリングによって帯域圧縮された画像信号をベースバンド伝送およびVSB伝送する場合の伝送ひずみの解析と計算機シミュレーションを行い,伝送系の周波数特性のずれやリサンプリングタイミングのずれと伝送ひずみの最大値との関係を定量的に明らかにした.更に,ひずみが補間によって広がる場合のひずみの検知限,許容限を主観評価実験によって求め,圧縮率,補間方法との関係を調べた.その結果,伝送画素と補間画素のひずみの最大値はほぼ同じであること,この値は帯域圧縮率,圧縮方法に依存しないこと,圧縮の程度が大きいほどひずみの検知限,許容限は小さくなり,伝送系特性をより厳しく等化する必要があること,補間方法の影響は小さいこと等が判明した.