タンデム型Go-back-N ARQ方式のスループット解析

林田 行雄  杉町 信行  吉田 良教  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B1   No.3   pp.219-225
発行日: 1989/03/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 通信方式,通信伝送機器
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あらまし: 
Go-back-N ARQ方式のスループット性能は,パケット誤り率とラウンドトリップ伝搬遅延という二つの因子によって決定される.本論文では,スループットの性能向上のためにラウンドトリップ伝搬遅延を実質的に短縮させることが可能なタンデム型Go-back-N方式について考察する.タンデム型Go-back-N方式は,例えば衛星通信システムで衛星を中継局とし,そこに誤り検出,バッファリング,再送要求ならびに再送機能を装備し,地上送信局-衛星間,衛星-地上受信局間のリンクにそれぞれGo-back-N方式を適用するものである.まず,タンデム型Go-back-N方式のスループットを表す厳密式を導出する.その結果を用いて,中継再送用バッファの効果ならびにスループット特性について述べ,タンデム型は標準型に比べて常に優れた特性をもつことを示している.