一般化断続ポアソン過程について

町原 文明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B1   No.3   pp.155-163
発行日: 1989/03/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 通信網,通信サービス
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あらまし: 
オン期間長とオフ期間長がそれぞれ一般分布に従う断続ポアソン過程を一般化継続ポアソン過程と名づけ,その特性を研究した.オン期間長とオフ期間長がそれぞれ独立な場合,オン期間長が指数分布に従えば,この一般化継続ポアソン過程は再生的となる.オフ期間長分布は再生性には影響しない.しかしながら,オン期間長分布の指数性が崩れると,この再生性は保証できなくなる.例えば,オン期間長が超指数分布に従う場合は隣り合う一般化継続ポアソン呼の生起間隔同士は必ず正の相関をもつ.また,オン期間長がアーラン分布に従う場合にはその生起間隔同士は反対に負の相関をもつ.この事実は,オン期間長の変動係数が生起間隔同士の相関性に重大な影響を与えることを示しており,興味深い.通信ネットワークにおいて一般化継続ポアソン過程は多くの応用をもつ.例えば,即時・待時混合システムにおける即時呼のあふれ呼生起過程,あるいは,回線保留方式における非優先呼のあふれ呼生起過程がその典型的な例として挙げられる.