タンデム型Stop-and-Wait ARQ方式の伝送遅延特性

杉町 信行  林田 行雄  吉田 良教  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B1   No.12   pp.1159-1164
発行日: 1989/12/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 信号方式,通信プロトコル
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あらまし: 
本論文では,最も基本的な誤り制御方式であるStop-and-Wait ARQ方式を二つのリンクからなる衛星通信システムに適用したタンデム型の平均伝送遅延特性について考察する.まず,有限容量の中継再送用バッファをもつタンデム型の伝送遅延の母関数を導出する.その結果を用い,中継ノードのバッファサイズやラウンドトリップ伝搬遅延が平均伝送遅延に与える影響について考察する.その結果,平均伝送遅延特性についてもタンデム型Stop-and-Wait ARQ方式は中継再送用バッファをもたない標準型に比べて優れていることが示される.更に,遅延改善率(平均伝送遅延の改善限界を与えるバッファサイズが無限大の平均伝送遅延に対する比)を定義し,スループットの観点のみならず,平均伝送遅延をも併せて考慮したバッファサイズの設計指針を提案している.