コピー伝送を行うGo-Back-N ARQ方式における空きスロットの有効利用

小松 雅治  林田 行雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J72-B1   No.12   pp.1150-1158
発行日: 1989/12/25
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Print ISSN: 0915-1885
論文種別: 論文
専門分野: 信号方式,通信プロトコル
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あらまし: 
誤り制御方式の一つである基本Go-Back-N(GBN)方式は最大スループットが小さい欠点をもつが,受信バッファを必要としない利点をもつ.このような利点を維持し,最大スループットを改善する方式として,パケットのコピーを複数回連続送信するGBN方式があり,最大スループットの改善に加え,パケット遅延の改善が行えることが知られている.本論文では,このようなコピーの連続送信をあらかじめ決められた規定回数行うだけでなく,空きスロットがある限り規定回数以上のコピーの連続送信を行うGBN方式を提案する.また,提案方式の特性解析を行い,最大スループットおよびパケット遅延時間などの特性式を導出している.更に,数値計算結果より,最大スループットとパケットの平均遅延時間の特性を明らかにし,提案方式では,最大スループットがコピーを規定回数だけ連続送信するGBN方式と同じであるが,平均パケット遅延時間の改善が行われることを明らかにしている.