スイッチトキャパシタ回路解析プログラムSCNODALとそのSCF設計への応用

井上 高宏  上野 文男  松本 哲也  園部 悟  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J72-A   No.3   pp.525-534
発行日: 1989/03/25
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: アナログ信号処理
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あらまし: 
SC回路の解析には,SPICEなどの汎用の回路解析ソフトウェア,ならびにSWITCAPなどのSC回路専用の回路解析ソフトウェアが利用できる.しかし,前者では,SC回路を等価な能動RC回路等に変換して解析するため,そのための前処理および後処理が必要である.また,後者では,それが稼働し得るOS環境についての制限が現状では厳しい.本論文で提案するSCNODALは,国産の汎用コンピュータおよびパーソナルコンピュータ上でも稼働し得る利用しやすいSC回路解析ソフトウェアツールを提供する目的で開発したものであり,コンパクトであるにもかかわらず,機能面にも優れ,準汎用SC回路解析ソフトウェアツールとして有効である.SCNODALは,寄生容量不感なSCフィルタ回路の解析に特に適した入力フォーマットをもっており,プログラムに組み込まれた9種類の標準ビルディングブロックを用いて,データの入力を簡潔に行うことができる.更に,クロックパターンの指定,素子のトラッキングパターンの指定,出力形態の指定などにユーザ指向の充実した機能を備えており,振幅応答解析,感度解析など目的に応じた各種の解析が容易に行える.本論文では,SCNODALに関し,節点方程式ならびに各種解析のための計算式の定式化から実際の使用法までを,SCF設計への応用例を示して説明する.