ベクトル量子化の概念を用いた線図形の近似符号化

半田 志郎  井上 英樹  田中 初一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J71-D   No.1   pp.67-74
発行日: 1988/01/25
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Print ISSN: 0913-5713
論文種別: 論文
専門分野: 画像・パターン処理
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あらまし: 
本論文では,大量のディジタル線図形を蓄積するための符号化法として,音声・画像などの低伝送レートにおける高能率符号化方式として知られているベクトル量子化の概念を用いた符号化方式を提案する.音声などの時系列データでは,量子化時のひずみ測度として,サンプルごとの2乗平均ひずみが用いられるが,線図形の場合,サンプル点の対応関係を明確に規定することが困難である.本論文では,DP(Dynamic Programming)を用いたマッチング法を提案し,その妥当性を明らかにする.また,符号化によって生じるひずみは,ベクトルパターンの間の連結に大きく依存することから,符号化遅延を許容した符号化法を提案し,レート・ひずみ特性が大幅に改善されることを明らかにする.本方式を地形図に適用した結果,1線画素当り約1.0ビットで,良好な再生図形が得られることが確かめられている.